地図切手を読む―世界の39の島 (新潮選書)
によって 高木 実
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著者は切手の収集家で、なかでも地図がデザインされたものが専門。本書のほかにも、地図切手についての著作が何冊かある。本書では特に、島をデザインした地図切手が取り上げられている。世界のものばかりで、日本の島は含まない。ハワイ、サモア諸島、バーレーン、フォークランド諸島、セイロン島などなどである。本書は、島のデザインされた切手を解説し、さらに込められた政治的意図、歴史的経緯などを語っていく。特に島々に関連する紛争、東西対立、軍事的意味などが解説されている。ただ、事件や戦争、領土問題などについての概説になってしまっていて、味気ないような気がする。ほとんどの切手が白黒でしか収録されていないのが残念。カラフルな美しさが切手の大きな魅力なのだが…。あまり印刷も良くない。
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